みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

第42回みるきぃ杯ダービースタリオン99BC大会を振り返って(生産前から)

前回のブロマガの続きになります。一人反省会というべきでしょうか。
長くなりそうなので2つに分けさせてもらいました。

私の馬ミルキイロマンシアですが6Rで優勝、2位2回、3位2回と健闘し、総合3位に落ち着きました。6Rでは吉田○を奪うなど豊富なスピードを活かした先行力は我ながら見事だと思います。優勝こそ逃しましたが、やりきった感はありますね。正直、ワタシフレイヤですが強すぎました。

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今回、ほんとスピスタどころかスピスタコメそのものがでないんじゃないかって思ってました。しかし先行して生産してる人の話ではスピコメはでる。場合によってはスタコメも出ると聴いて驚き。

そこで余裕ができたので自分でもテストしたところ、確かにスピコメもでるし頑張ればスタコメもでるのがわかりました。しかし、試走してみると弱すぎる……。
イレ込んでるから勝てないとか言うような弱さではなく、明らかにそもそもの能力が足りてない負け方なんですよね。

さすがにおかしいと思ってちょっと調べ直してみたら、一つ前々から勘違いしていることに気づきました。スピコメでたらKSP35以上確定だと思っていたのですが、それは普通遅の話だったみたいで、それ以前の成長型はもっと低い数でも出るみたいなのです。

私の計算があってるのかわからないので鵜呑みにしないでほしいのですが、自分が作った初期SP表によると、各成長型による最低KSPは以下の通り。
 超早熟:KSP10
 早熟 :KSP16
 普通早:KSP25
 普通遅:KSP37
 晩成 :KSP55
 超晩成:KSP87
こうやって見ると、スピコメが出たところで超早熟の場合下手するとKSP10台の可能性もあるんですね。大体ですが、G1レースを取るスピードが50前後、G2なら40、G3だと30ぐらいの能力が必要だと思っています。となると、10はオープンにも上がれないレベル? そんなのまでいちいち仮育成していると時間が掛かって仕方がないので見切っていきたいところですが、ここで厄介なのが今回の縛りの二重苦でした。

そのうちの一つが、『気性悪すぎて馬柱の印で見ようとしても印が飛んだりしてよくわからない』こと。そしてもう一つが『虚弱だと早熟コメントがでない』ということです。

前者はともかく後者なのですが、このゲームの仕様上虚弱とコメントされてる馬は本当は早熟コメントが出るはずの馬でも早熟コメントが出なくなります。なので、「早熟って言われてないのに新馬戦で◎が一杯で強いぞ!」って思ってたら、実は早熟系で最初からSPが高いだけの半端馬ってことがあったりするのです。
早熟系にも2種類あって、早熟と超早熟というのがあります。早熟はまだいいのですが、超早熟はかなり初期値が高いので、限界値が低い馬でも普通に新馬戦印取れちゃうんですよね。最初から早熟とコメントされていたらある程度予測はできるのですが……。

成長型がはっきりしないのは私がよく使う「変形目黒チェック」もやりにくいってことになります。軽い調教だけで1勝しておいて、ハンデ戦に出してその数字である程度のSPを調べる方法なのですが、このやり方は同じ配合同士であること以外に成長型がはっきりしてることが条件なので……。

なんで、成長型をはっきり見極める方法を考えてみました。一般的に、超早熟と早熟の見極めは「3歳7月までにベスト体重が増えるかどうか」で調べます。前記期間までベスト体重が増える可能性のある早熟に対し、超早熟は一切増えないのでまず入厩して体重を削ってベスト体重がいくつか調べ、3歳8月まで送ってもう一度同じことをしてさっき調べた数値より上がっていたら早熟or普通型。増えてなければ超早熟ってことです。
今回の縛りの場合、普通型と早熟も見分けがつかないので、3歳8月時点で増えてるのならその数字を控えて、普通型が増える可能性のある期間を過ぎた4歳1月にまた同じチェックをすれば早熟か普通型か見分けられます。

が、ここで難儀なことが。ベスト体重を調べるために調教して「だいぶ重い……」と「ちょっと太め……」と言われる境目を調べるのですが、今回体調を崩す馬が多く、境目を見るため太らせるつもりがどんどん体重が減って戻らないとかが頻発するんですよね。境目のチェックしてる間にベスト増えると混乱するし、そもそも週送ってベスト体重が増えるかどうかはランダムなんで、早熟以降でも3歳8月まで全く増えないという可能性もあるんじゃないかと。( ̄Д ̄;) 実際2kgしか増えないのとか結構あるあるだからなあ……。

なんでもっとスマートな方法がないか模索し、以前からちょっと気になっていた事を試してみたところ見事ハマりました。

それが「VTR成長型判定法(仮称)」です。
特定のVTRを見た直後に週を送ると、馬の調子や増える体重の量をコントロールすることができるのですが、それらVTRの中にはベスト体重が増えるVTRも存在することが知られています。特に馬の調子が順調時にこのVTRを見てから送ると+8kgされた上にベスト体重が増えるのですが、ふと気になって明らかにベスト体重が増える時期を過ぎた馬に順調時使ってみたところ、+8kgされないんですよね。

順調時+8kgが結構知られてますが、このVTRを入厩直後(まだまだ本調子……)に使うと+6kg。ところが、超早熟とわかってる馬に使うと+4kgしかされないことが判明しました。つまりは本来+4kgのビデオに、ベスト体重増加分の+2kgが乗っかってると言うことなのでしょう。

ということは、「入厩直後に即ベストが増えるビデオを見て週を送って、+4kgなら超早熟。+6kgなら同じことを3歳8月にやって+4kgなら早熟、+6kgなら普通型」っていうことなのです。これは結構スマートなやり方なんじゃないかと思いました。

長々と書きましたが、いろいろ注意事項があるのでまたこの判定法に関しては別に纏めたいなと思います。(需要があるかどうか不明ですが晩成と超晩成も区別つくはずです)

とにかくこれで成長型の判別が容易になりました。そうなれば、変形目黒チェックが利用できます。特に今回は配合がひとつなので、各配合パターンの数値を調べなくて良いのは楽でした。目黒記念などのオープン以上のハンデ戦だとどの馬でも48kgになりましたが、それ以下のハンデ戦だと数字の見分けがつくので今回は900万クラスのハンデ戦を利用。そこから何度もテストした結果、普通型で最高53kg、超早熟だと56kgも確認することが出来ました。このクラスを本番で出せればスピード面では問題ないかと。

後はスタミナですね。今回スタミナコメントがどのぐらい出たのかある程度計上していたのですが、だいたい感覚では40頭に1頭でした。もちろん上記チェックで高いハンデがついた上にスタコメがでていたら楽なのですが、今回は最後までスピスタ出ないで終了の覚悟だったのでその辺も少し考慮。新馬戦の印のつき方でどのぐらいスタミナがあるかも判断していました。本当に能力ある馬はイレ込んでも新馬戦印付いてくれるのはありがたかったですね。

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さて、ここまで調べたら今度は角度を別にして。

今回配合が1パターンということで、少しでも勝率を上げるためにと調べたことが2つありました。1つは騎手の差。もう一つは戦法の差です。

前者はテスト生産した際に唯一出たスピスタ馬を使い、能力MAXまでひたすら調教した後放牧。その後入厩してダート4本以上追ってからレース登録、レース後体重を調整して保存というのを騎手別に38パターン用意しました。
その馬同士を3ブロックに分けてグランプリを各11回行ったのがこちらのデータです。
http://urx2.nu/L1Db

騎手データは他所様のものを使わせてもらっていますが、ちょっと意味不明なデータがでてきました。もっと気性アップ系の騎手が上位に来るのかと思っていたのですが、滝登はともかく中縦は中間ぐらい、熊田や河打に至っては下位に沈んでいます。データ数が少ないといえばそれまでですが……。

面白いのは減量騎手が上位に来ていること。騎手の実力はあまり関係なく、それよりもハンデが少ないというのが影響するのでしょうか? そして謎の土碑の高スコア。騎手と馬の相性はあるという話は聞いたことあるのですがそれなのか。

とにかくこのデータからは何も読み取れなかったので、次のテストに移行。今度は先程上位に残った騎手の他に、先行で気性がアップする松三木、差しで気性アップの松昌を追加してみました。そのデータがこちら。
http://urx2.nu/L1Jf

今度は能力アップ系が上位に来ましたね。今回は根性が少なすぎるため悪影響が出ているのか、根性アップ系も上位に来るのが面白いです。前のテストで数字が伸びなかったのは単なるテスト不足だったのでしょうか?

減量騎手や土碑は大きくランクダウン。実は何かの登録ミスではないのかと疑問を感じ、このテストの前にデータを再登録してたのですが、やはりその影響だったのかたまたまなのかは不明です。

そして土碑に続いて今度は安登美が謎の爆走。このテストは前のテストで上位に残った馬を使ってるのでもともと好成績ではあったのですが、人気薄の根性+10が効いてるのでしょうか? でも大敗するときはしてるのでやっぱり運の部分も大きいのかもしれませんね。

よくわからない騎手の差でしたが、はっきりしたのは「戦法はやっぱり逃げ」であること。先行と差しは露骨に低い数字になってますね。このテストは意味あるものだったと思います。

ちなみにこのテストに追込の馬はいません。なぜなら、最初の騎手別テストのときに見ていたのですが、何度見ても出遅れた馬がレースに勝つというのがなかったので、テストの意味がないと判断したからです。

なんで、本番でのワタシフレイヤデスの爆走は衝撃的でした。ワタシフレイヤデスの逃げバージョンも後で頂き裏でグランプリをやってみたのですが、優勝はしたものの圧倒的勝利って感じではなかったので追込が有利に働いていたのでしょうか?

なんで気になって大会後調べてみました。
http://urx3.nu/L2ks

騎手別テストに、追込得意の橋野戸を追加したテストです。結果は見ての通り、追込は最下位に沈みました。要するに、ワタシフレイヤデスが強すぎたってことですね。
(●´▽`)ナハハ

でもまあ、ワタシフレイヤデスも逃げにするとスタミナ切れをよく起こしていたので、追込とはやっぱりスタミナのロスに違いがあるのかなと思ったり。偶然にも追い込みがハマるバランスだったのかも? まあ、普段の大会ならみんな3耐とかでそのまま逃げちゃうので、狙ってできることじゃなさそうですが……。

あとオマケで乗り替わりのテストも入れてみましたが、こちらも下位グループでしたね。もともと小田部はあまりいい成績ではなかったので判定が難しいですが、こうやって見ると能力アップ系の騎手を取ることより、騎手を取られないことのほうが重要なのかもしれません。

しかし、このテストでも根性アップが上位に……。根性が少なすぎた場合の弊害って思った以上に大きいのかも? これも今回に限ったことなのか、それとも他の大会でも参考になることなのか。まあ、このテスト馬のバランスにピッタリ来てだけっていう可能性もあるしこれだけで判断するのは難しいですね。

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長々と書きましたが、上記情報を元に早い見切りと2台生産の優位性を活かして作ったミルキイロマンシアの能力はKSP37,45,53のどれかに、スタミナ0.5耐でした。あのメンバーの中でもイレ込まなければ短距離戦でワタシフレイヤデスに次いで吉田○を奪っていたので45の可能性もありますが、あの速度差を考えると37かもしれませんね。なんせ比較対象がないのでほんとわからんです。(;´▽`A``
(ワタシフレイヤデスは60の可能性が高いみたいなので45が妥当っぽいです。)

今回、みなさんの話をまとめたところ、スピスタ揃うのは300頭に1頭ってところでしょうか? そんな中、頑張ってスピスタ2頭生産出来たことに対しては誇っていいかなと。ほんと「この馬で生産終わり!」ってところで2頭目のスピスタ来たときは奇跡の一頭きたー!!って思ったんですがね。どうも、上記で危惧してた『KSP10台?のスピコメ』だったようで、超早熟なのに変形目黒チェックのための4歳未勝利勝てないんでやんのww(文章纏めてる間にもう一回テストしましたが、ロマンシアがハンデ54kgに対して例の馬は50kgでした)

騎手ですが、結局中縦を選びました。というか、能力アップ系なら誰でも良かったんですけどね。それこそ根性アップの犬塚でも良かったと思いますが、たまたま最初に目に入ったのが中縦だったのでそれを選んだ次第です。

色々研究してみましたが、結局のところスピスタ揃った馬を育てて、気性アップの騎手載せて逃げを選択とやってることはいつもどおりでした。でも、何もわからず模索しながらだとあれだけの生産数(カウンターは740まで行ってました)は稼げなかったと思います。ほんとやりきった感はありますね。

私自身、ずっとあのメンバー相手に優勝したいと頑張っていましたが、今回これだけいろいろ考えた上で勝てなかったのでもう良いかなって思い始めています。勝てないながらもそれに準ずる成績は収めてますし、あとは運だけの話だったのかなと。

なんでこれからは色々今まで培ったものを纏めてどこかにアップしながら、まったり上位目指して遊ぶようにシフトしようかなと。中途半端なデータばっかりですけどね。(;´∀`)

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しかし、今回はもっとどの馬が勝つかさっぱりな大会になるかと思ったのですが、終わってみたら普通に強い馬が勝ついつもの大会になってましたね。

正直テストの段階でこうなることは予想してました。ここには載せてませんが、テスト馬同士でBCをしたところ騎手テストに使ったスピスタ馬が何度も圧勝したので……。

イレ込んだら、または出遅れたら負け感のある大会でしたが、結局の所みんなイレ込んだり出遅れたりするので、最終的にはそこを除いた部分での勝負。つまり能力の差の勝負になるってことなんでしょう。案外、中途半端な気性値が出やすい大会のほうが怖いのかもしれませんね。気性Cインブリード限定戦とかね。*1

あと、みんなスタミナ切れを起こすのでゴール前でみんな等速になって仲良くゴールするのも特徴的な大会だったと思います。1頭だけ止まった時間の中で動いてる馬が居たのであまり気づかれてなかったかもしれませんが、動画を見直してみると2位以下のゴール前での抜き差しが殆どないのがわかりますね。
例外は3Rと10Rで、3Rはよくよく見返してみると1-6位までを占めたのがシャルクノヒミツを除いて全部佐藤印のついた馬だったり。スタミナがなくなると最後はそこの勝負になるってことがよくわかります。そして10Rで最後一頭だけ混戦の中動いていたのは3耐馬のザイゼンメンバーでした。なるほど納得。

話はずれますが晩成がすごく出にくい配合でもりました。普通型だと50%は普通で後の25%が晩成、早熟に散らばるのですが、この配合で晩成は100頭に1頭出るかどうかレベル。確かにインブリードに早熟効果はあるのですが、それにしてもでなさすぎなような? まあこのゲーム同じ成長型の種牡馬でも早熟寄りとか晩成寄りとかあるみたいですけど……。97版の話ですが、あまりにも弱すぎると晩成コメントでないっていう噂も。でも、4/1に入厩OKって出ない、普通遅でもない馬ってのはみなかったな~。虚弱で4/1に入厩言われない偽普通遅なら何回か見たけどね。(^^)

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いい加減纏めないと……。

まあ、これだけ書くことがいっぱいできる大会ももうないでしょうね。こんな大会を開けることも、大会が盛り上がったのも皆様のおかげですな。
ほんとお付き合いありがとうございました。
<(_ _)>

 

*1:*´∀`