みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

まじんさんの“ファミコンオータムフェスティバル2020”に参加して

2020年10月18日、上記タイトルの大会に参加いたしました。

この手の大会なんですが最近だいぶ下火になってきたのを感じておりまして、自分としては最後の大会のつもりで普段あまりしない練習をガッツリやろうと思い、ブロマガ公開直後から早々に練習開始したのですが、正直厳しい2ヶ月間でしたね。

普段もう少し簡単に楽しめるゲームが含まれているのですが、今回はほぼ全部門何かしら厄介な部分が含まれており、研究・練習をしても満足のいかない結果しか返ってこないことが多く、だいぶ荒んでおりました。Twitter等で色々愚痴ってご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

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そんなこんなで行われた本番の結果なのですが、いつもの各部門の話をして最後に結果を書く形ではなく最初に全部書きます。理由は各部門で書きたいことが多すぎて、結果だけみたい人はどこを見ればいいのかわからなくなるんじゃないかと思ったからです。

という訳で各部門の結果です。

★第1部門『クインティ』12分間スコアアタック
1206540点(4位/8人)

★第2部門『テラクレスタ』12分間スコアアタック
590400点(4位/6人)

★第3部門『マインドシーカー
      超能力開発センター卒業リアルタイムアタック
16pt(4位/10人)※5人同点

★第4部門『ドラえもん』12分間スコアアタック
359800(9位/11人)

★第5部門『ドラゴンクエストIII』100分間ポイントアタック
2pt(9位/9人)

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それで各部門のお話を長々と書かせていただきますね。

★第1部門『クインティ』12分間スコアアタック
今回、発表された部門を見て一番頑張りたいなと思ったのがこれでした。理由なのですが、同じアクション部門のドラえもんに比べて各参加者との技術・知識差があまりなく、同じスタートラインから練習できると思ったからです。
ただ、ゲーム内容を知ってかなりの覚えゲーと分かってちょっとやばいなと。そして実際やり始めて相当やばいなってなりました。(ーー;)

まずこのゲームのシステムに関して説明します。基本はパネルをめくって相手を壁に叩きつけることで倒すのですが、各面7×5のパネルの中にはいろんなアイテムが隠されていて、そのアイテムを活用することで有利に進めることが出来ます。また、今回のスコアアタックの場合そのアイテムパネル自体の得点がかなり高いのでそれを効率よく取得することが鍵になります。
しかし、各パネル1枚めくったら終わりではなく、パネルは少ない面で2階層、多い面では7階層もあるので最大1つの面に7×5×7で245のパネルが存在するということに。
そしてこのゲーム、タイムアタック動画を見てみると12分で5つのステージぐらい行けるみたいなので、各ステージ10面で合計50面分のステージを覚える必要が。1つの面の階層が平均4と考えても35×4×50で約7000枚のパネルの把握をしないといけない……。

とまあ、書いときながら実際必要なパネルの位置と階層だけ覚えておけばいいわけですが、問題はそのパネルの位置を書いたサイトが見つからないこと。これは非常に頭の痛い問題でした。これだけの覚えゲーなのに、覚える以前に教科書がないとか。(TロT)
実は、最初頑張ってレストランの10面を1枚1枚めくって全部マップ作ったんだよね。でも流石にこれを残り7ステージ分全部やる気にはならず。このゲーム順番でステージが進むわけでなく、1つのステージをクリアする度にロックマンのように自由にステージ選択できるので、12分間に行けるのは5ステージ程度でも8つのステージを全部把握してどの順番で行くのが一番効率いいのか調べないといけないんですよね。まあ、見つけたRTA動画が高得点が狙えるルーレットパネルをたくさん取っていたので、それを解析して効率のいい面を見積もってはいたのですがそれでも50面。流石に早々断念。_| ̄|○

そんなときに見たのがガシャンさんの練習放送でした。先週の放送でタイムアタックの動き真似るのが効率いいって話をしてたのですが、一週間経っただけなのにもう83万点出しててびっくり。いくらあちらは攻略本を持ってるとはいえ正直その完成度に自分の現状ではどう頑張ってもこれを超えることは出来ないなと。この時点では正直このチャートをなぞってそれでいいかなと思い、実際その練習をしていました。

しかしこれが苦行でしたね。先述したとおり7×5のパネルが並んでる画面構成なのですが、初期位置が似たような面が多く非常に覚えづらく、何度やってもちょっと別のことやったらもう忘れてるの繰り返し。しかも面が終わってから次の面に切り替わる時間が非常に短く、思い出す間もなく画面を見た瞬間頭が真っ白になることも多く、自分の記憶力の悪さを呪いたくなるレベルでした。あと、ちょっと動きをミスるとパターンが完全に狂ってしまうことも多々あり、その上やられてもパネルがめくられた状態から再開されるので一度崩れるともう取り返しがつかないことも。正直とんでもないものに手を出してしまったなって思いました。この頃、あまりにも上手く行かないのでかなり滅入っていて、各所で相当愚痴っていたと思います。m(_ _)m

そしてこれだけ練習しつつもずっと疑問が頭の中から離れませんでした。一つは、人のプレイをなぞっただけのスコアを出して楽しいかということ。だいぶ以前に似たようなことをやった記憶はありましたが、あの時はその後自分なりの研究をして色々改良したので自分なりのチャートと自信を持ってやれた部分はありました。しかし今回はマップがないので自分で改良する余地がまったくないんですよね。

そしてもう一つの疑問はそのマップの話。まじんさんの募集枠でサイトがない話をした時、「実はある」というコメントをした人がいた事。それがずっと引っかかっていたんですよね。諦めきれずに海外のサイトまで探しに行きましたが結局見つからず悶々とし、思い余ってTwitterで直接サイトの存在を知りませんかって聴く始末。これは自分の中では攻略法を直接聞いてるような話なので本当はやりたくないことだったのですが、返ってきたのはお二方からの「以前はあったらしい」というリプライ。

とはいえ、昔あったというのはほぼ確実な話となりました。となれば、リンク切れになってるサイトを片っ端からインターネットアーカイブで検索すればいいのではと。残念ながらリンク切れになったサイトは検索エンジンの対象外になっていくので直接見つけることは出来ませんが、リンク集みたいなところのリンクアドレスをコピーすることは可能。そうやってリンクを見つけては一つ一つインターネットアーカイブに貼り付けては内容が残ってないか確認していく作業を繰り返すこと数回、そうやって見つけたのがこちらのサイトでした。
https://web.archive.org/web/20031222014511/http://quin.hp.infoseek.co.jp/quinty/q_main/main.html

残念ながらコテージはもう完全にデータが無くなっていますが、元々RTA見てても効率が悪そうだったのでそれは除外しても十分使えそう。得点の高いパネルの位置さえ分かってしまえば、自分で動きを再考することも出来ます。いろいろ考えては試していく作業は大変でしたがそれなりに面白くはありましたね。相変わらず覚えられないのには苦労しつつもチャートを画像化するなど工夫、そして完成したと思ったらまた新しいやり方を見つけて画像も修正してはそれを見つつ動きを覚え込ませるの繰り返し。他の人の放送を見ながら少しずつ、また真剣に12分の通し練習を毎日2~3回などひたすら努力。しかしそういうこと繰り返す間に気がついたら通しで100万点を突破するようになりました。

ちなみにこの時点の選択面は「レストラン → マッシュルーム → クラブ → ミュージアム →タワー」だったのですが、まだあの人達に迫るには足らないと思い、RTA動画を見た限りではいまいちそうだったがタワーよりも短い時間で進むシアター、ジャンプしてサンパネルをかわす敵や7万点だけど倒すのに時間がかかる裸がいるピラミッドに可能性を求めました。結果的にシアターは採用しませんでしたが、裸の処理の仕方がわかりピラミッドを組み込んだことで大幅に点が増加。最終的には120万を突破するように。ここまでやればあの人達に一矢報いる事がもしかしたらできるんじゃないかなと思ったんですがね~。現実はメンツを見たときに思った想像通りの4位でした。_| ̄|○

まあ、根本的なチャート負けですね。だいぶ煮詰めたつもりだったんですが、何故か最初の方に攻略サイトで見たはずの「アタックパネルで取ったパネルは得点が2倍」っていうことが完全に抜け落ちておりました。まあ実は本番数日前に思い出してたのですが、改めてマップを見て活かせそうなところが思いつかかずそのまま放置したのを後になって思い出しました。この時ボーナスステージのマップを見てたらもう少し数字増えてたかもなのですが、何故かそこだけ見ることを忘れる体たらく……。(どんだけ忘れてるんだよこの人)別にそれで優勝できたわけでもないのでいいんですがね。(^.^;

あとこれを書いている時点でまだ全員分のチャートを見てないのですが、上位のお三方は私より各面の得点パネル(特にタイム)をしっかり稼いでる感じがしました。私は細かいのを取るのに時間がかかるのは先の面に進んでそこで高得点を取っていったほうがいいって考えだったのですが、よく考えると面が終わってROUND表示の暗転してる間や主人公がぽんと飛び出てくる計2秒弱ですらもったいないのかなと後々思ったり。

でも、あれだけ覚えられない、操作おぼつかない状態だったのに、本番は大きなミスをすることなく2回通し、練習MAXだった120万に届いたのは我ながらよくやったのかなと思ったり。自他共この部門向いてないってわかってましたからね。(^_^;) 自分としては優勝と10万差は周りが思う以上に大きい差と感じましたが、一応上の4人のひと括りで入れて貰えたのは有り難かったかな。

色々研究してたものの残骸を置いときます。途中で必要なくなって最後まで書くのをやめてるものとかもあるので正直人に見せるものではないのですが、頑張ってた証拠として。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1RVvapttjTZVGSEnG_-noOcGcl1O9bXm_Mtb9-ze21ec/edit#gid=1396920445

ちょっと話ずれますがこのクインティ、後にポケモンを作った田尻智擁するゲームフリークがメインで作っています。当時はゲームフリークは会社ではなく同人サークルで、自分たちで開発環境を自作して3年掛けて作ったものをナムコに持ち込んだとかで、ファミコン唯一のインディーズ作品だとか。その割には完成度が非常に高くナムコ側もほとんど修正を加えてないという話なのにバグらしきものもほぼ見当たらないのはすごいなと思いました。だいたいこういう大会だとこれ以上ない究極のプレイが見つかるものですが、先述したとおりチャートもまだまだ改良できそうなぐらいの奥の深さは本当に素晴らしいですね。ただ、名作ではあるもののそこまでメジャーではないゆえに、正直知らない人が大会を見てても凄さが伝わらない部分が大きかったんじゃないでしょうか?(というかスマホゲー仲間が見に来てくれていたのですがはっきり「わからない」と言われました。^^;)私もぶっちゃけた話、大会で苦行みたいなことをする前にファミコン一番触っていた時代にやりたかったなって思いました。ほんとまだまだ知らないいいゲームってありますね

あ、最後に、本番中の他参加者記録ネタバレはやめてね。(⌒ ⌒;


★第2部門『テラクレスタ』12分間スコアアタック
このテラクレスタなんですが、まじんさんがSTG部門に迷っていて、実際放送で候補ソフトを起動しては大会に使えるかどうかをみんなで話し合った上に絞った4本をアンケートで決めるという方式で採用されましたたのですが、いや~大変なものを選んじゃいましたな。(^.^;

この手のファミコン大会なんですが、何故かシューティングに力入れてる人があまりいないんですよね。こんなにもアクション派とシューティング派って別れてるものなのかと驚きなのですが、他のアクションとかなら記念参加みたいな人もちらほらいるのに、シューティングに限ってはほぼ見られず、毎回ほぼ確実に他部門より人数が少ないのが現状。今回のその例にもれず主催を含めたったの6人でした。部門としてはシューティングはほぼスコアタなので、記録なしとかはないので気軽に出てほしいのですが……。まあ、そんな状況でも出てくる6人なのでみんなSTGに腕の覚えがある人ばかり。なんでガッツリ練習しても普通に最下位が有り得そうなのはもうなんだかなと。( ̄ω ̄;)

私はSTGが大好きってわけではなかったものの、それなりに嗜んできてある程度の自信はあるので今回クインティの次に力を入れようと思ったのがこれだったのですが、ここで冒頭に書いた「大変なもの」という話に戻ります。

いろんなSTGを触ってきたのですが、このゲーム練習してて不思議な難しさがあるのに気づきました。パッと見でわかるのは地上物や敵機が至近距離からでも弾丸を撃ってくることかな? この手のSTGはかわしにくい至近距離から弾丸を撃たないようプログラムされてる事が多いのですがこれは容赦なし。しかも地上物がショットが通らない謎の「×」の向こうに配置されていることも多く、先手を打って倒せない所も多いんですよね。後ろや横から出てくる敵も厄介……。それとちょうどパーツが配置されて取りに行こうとするところで速い編隊が出たりと嫌らしさ満載。(ーー;)

ただ、その程度ではパターンを覚えれば済むことなのになぜか覚えられない。記憶力がポンコツになってるのはクインティで感じてましたがそれだけではない何かが……。稼ぎポイントの存在はまじんさんの練習枠で知っていたのですが、6分で到達できるそのポイントにノーミスで到達するのもままならない。そう感じつつ稼ぎ地点の効率のいい方法を模索してる最中にふと気づきました。

「これ、敵機の出現位置ランダムじゃね?」と。( ̄△ ̄;)

元々自機が画面を4分割した位置のどこにいるかで変わるやつがいるのは知っていたのですが、稼ぎ地点で同じ動きをしても基本の4分割は踏襲しつつもその中で出てくる場所が毎回違う。もしやと思ってリセットして操作せず放置すると……思ったとおり最初の敵機が出てくる位置が毎回変わってる。こういうタイプのゲームって意外と珍しいんですよね。ただ楽しむにはいいのかもしれないけど、大会でやるにはこれはやばいもの出てきちゃったなと。(^_^;)

そんな感じなので、稼ぎ地点のスコアもノーミスだったとしてもやるたびに毎回変わる。裏練で何回か通したのですが、70万近く出ることもあったら50万ちょいで終わることも。結局運次第だなあと感じたこの辺でこれをどうやって詰めていこうかっていう研究をする気もだいぶ失せてしまいました。クインティにかかりきりになったのも原因ですが)

なんで、たまに練習する程度で適当に本番を迎えたのですが、自分としてはまあそれなりの記録は出たと思います。ただ、もっと運次第で得点が割れる程度だと思ってたのに結果見てみたらかなりの大差がついてました。改めて見てみると稼ぎ地点の炸裂弾の撃つ位置が根本的に左右違ってる。_(┐「ε:)_

この辺自分でも調べてみたんですけどねえ……。まあ、途中で追求することを諦めた時点で上位にの影すら踏めなくなるの必然だったのかな?


★第3部門『マインドシーカー
 超能力開発センター卒業リアルタイムアタック
「誰だよこれを部門に選んだのww」って当初言われてたのにね~。(⌒ ⌒;
最初この部門は麻雀にするかどうかって話だったんです。ファミコンで発売された麻雀ならどれでもOKっていうとんでもルールの予定だったのですが、これもSTG部門同様アンケートを取った結果こっちに。でも今思えばいろんなソフトの検証をする必要があったそっちより全然良かったですね。

軽く説明するとこのゲームは運ゲー……というか、運以外なにものもないという究極のゲーム(もはやゲームなのかどうかも疑問)なんですよね。今回のルールは最初の超能力開発センターを卒業するまでのタイムアタックですが、配られたカードの絵柄を当てる「透視」、ランプを手を使わずに点灯させる「念力」、5つのランプのどれが次につくかを当てる「予知」の3つの試験で17pt以上を獲得することで卒業できます。しかし、これらは全てランダムなので卒業できるかどうかは完全運任せ。本当の意味で「誰が優勝するかわからない」部門となりました。~(m~ー~)m

ただ、卒業試験まで行くチャートもちゃんとまじんさんが作って公開していて、当日初めてゲームをやってもそれ見て進めれば後は運次第で十分優勝できる可能性が魅力的だったのか、こんな奇ゲーにもかかわらずドラえもんに次ぐ10人の参加者(超能力者候補生?)が現れました。まあ、今回練習するとどれもきつい部門だったからなあ。最初卒業までただ30分ボタン連打する苦行って認識が気がつけば癒やし部門と呼ばれることに。(^^ゞ

しかしこんな運だけのゲームでも研究でなんとかしてきたのがこのファミコン大会の連中。その端くれとして一応ちょっとだけて調べては見ました。それで分かったのはTAS動画が存在すること。TASがあるってことは何らかの形でパターンが固定できるということだ。そのパターンが変わるタイミングが単なる時間なのか、キー操作をするたびに変わってるのか、はたまたその複合なのかそれは全くわからない。もちろんパターンの数もどのぐらいあるのか、どのぐらいの速度で切り替わってるのかも不明。ただ時間だけの話であるのならたまたまTASと同じパターンに来た時、同じカードを同じタイミングで選択することができれば……。連射機は使用禁止だが、カードが飛んできてる間にカーソルを動かしておいて、手練で強引にTASのような最速選択すれば偶然連続ヒットとしないかなとか甘いことを考えてました。

ちなみに私が見たTAS動画の透視の順番はこれ。(一番左が1)
「25114 14521 33553 41515」
こうやって見ると33553ってところが覚えやすいですよね。だから、3(★)を選択し続けて、3が来たら必死に連射、その後5に動かしてっていうのを繰り返すために何故かシューティングでもないのにアケコンを用意してやっていました。

しかしこれ、疲れましたね~。_(┐「ε:)_
上記の通り3が来るためにガチ連射をしていたのですが、基本このゲームって会話送りやカード選択も全部ボタンなのでそれ以外もボタンずっと叩くことに。この疲労感は去年ネタでやったルート16ターボの連打だけでスコア稼ぎに匹敵するレベルでした。あの時は5分やったら休憩って感じだったけど、こちらはタイムアタックなので休憩するわけには行かないので。(^^ゞ いくら私が痙攣打ちとピアノ打ちが使い分けれるとはいえ終盤は流石に疲れて左手で痙攣打ち(実は多少はできる)とかやってました。

それだけやったのに、ものすごく残念だったのはその連打してるところをカメラで映してなかったことかな? 連打するのは一瞬だったから見せる必要ないと思ってたのですが、後々考えるとすごく見せ所だった気がするのでもったいないことしたな~と。σ(^◇^;)

そして、これだけやったのに成績は伸びず、結果は最初に書いたとおり卒業できずの16pt止まりでした。(___△___;) まあ、こんな甘い作戦が通用するわけないですよね。最大のチャンスは17分辺りで訪れた残り3点で予知ってところだったのですが、平均4点のところで3点が取れないいつもの妖怪イチタリナイ。_| ̄|○ そこからはほぼノーチャンスでした。そこでクリアしてたら2位だったんだけどな~。俺らしいというかなんというか。みんな本番直前に好きなゲームやってフィール高めてた(?)けど、俺も手元にあったスターフォースで高めておくべきでしたね。^_^; でも、16ptのイチタリナイお仲間が4人もいたのには笑いました。ヾ(@゜∇゜@)ノ みんな生主力鍛えられすぎでしょww

そんな中、優勝したのは以前もただの運ゲーって言われたパチコンで優勝したあのお方でした。試験一発合格もおかしいんだけど、その前の訓練の時点でだいぶ成績おかしい時あったんだよね。(;・∀・) もう本物のエスパーか幸運の女神がついてる、もしくは本人何じゃないかと。今度運頼みの何かが必要になった時は枠に拝みに行こうっと。ε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ

あ、追記。これを書くために改めてTAS動画を見に行ったら、カードが来てからカーソル動かしてました。TASなのになんでそんな無駄な動きしてるのか不明ですが、その時点で私がやってることとずれてるので問題外ですな。ヾ(@°▽°@)ノ


★第4部門『ドラえもん』12分間スコアアタック
最多の11人が参加した人気部門なんですが、まず最初発表されたルールが当日のもの違っていたって話をしないといけません。8月23日にブロマガが公開された時は「3面の奇岩城開門までのスコア÷秒数」の対決でした。このルールは魔界村の時も使われたものですね。そのことを念頭に置いてください。

このドラえもんなんですが、個人的にはあまり身が入らない部門でした。クインティの冒頭でも書きましたが、自分の中で大会で頑張りたいと思う部分に「初期の知識、技術に差が少ない」っていうのがあるんですよね。性格が悪いのでぶっちゃけた話『練習するならなるべく楽して勝ちたい。勝ちめ少ないのならそもそもやりたくない』のです。(おい)

このゲームはRTAとかも盛んにやられてる人気ゲームで、私の練習枠に来る人も「昔やりました」っていう人が結構いたのですが、私自身はというととある企画の手伝いをした関係上1回通したことはあるものの遠い昔の話。よくとある方の放送は見てるもののあまり理解せず適当に見てるだけだったので正直私が頑張っても……っていう意識が強かったのです。

とはいえマインドシーカーが練習する部分がなく、最後のドラクエ3も同上理由でそれ以上に乗り気がしなかったので少し触り始めてみた所、記憶苦手で難しいと思ってたマップを覚えるのはクインティより全然簡単で、大変と思ってた仲間探しも実はツールがあるということ。おばけ輸送の意味ややり方も分かってしまうとある程度の時間は詰めれそうだなと。クインティもそうだったのですが、ゲームが分かってくるとそれなりに研究が楽しくなってきました。

タイムの方はなんとかなりそうなので後はいかにしてスコアを稼ぐかなのですが、何度かやってて思ったのはランダムで出るダイヤモンドの得点が高いな~と。それも案外ガンガンでるのでこれを狙ったらいいのでは? とはいえ金塊含めて20個取ると拷問部屋に送られるのでその辺は考慮しないといけません。稼げるのは30秒から1分ぐらいかなと思い軽く稼いで見たスコアの平均値21500を基準に、RTA動画の開門までの最速である3分から30秒ごと、その時点の仮想得点を5000点ごとにスプレッドシートに記入し大会スコアを一覧化。そこから30秒と1分稼いだ場合の変化をチェックしてみました。すると、非現実的なタイムとスコアで突入しない限り稼いだほうが軒並み大会スコアが上がっているのがわかりました。思い返せば魔界村の時も速ければ速いほどではなく、1万点のキングを死に稼ぎしたほうが得点は上がっていたんですよね。

となるととことん稼ぎ続けるとどうなるのか? 拷問部屋は一見クリア不能っぽくみえるけど、全くクリアできないようには作ってないだろうと思ってちょっと頑張ってみたら案外簡単に行けることが発覚。そして拷問部屋自体どら焼きの得点が入るので何度も入ってもそこまで時間効率が下がらない……。なんで、部門時間の30分ギリギリまで開門せずに稼いだらどうなるか。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1RVvapttjTZVGSEnG_-noOcGcl1O9bXm_Mtb9-ze21ec/edit#gid=297771154

例のスプレッドシートを公開します。要するにこのルール、部門全体の30分間ギリギリまで稼げば稼ぐほど記録が伸びるってことなんですよね。あとはどの場所でどう稼ぐかだけの話。これを秘策として温めようとしたのですが、まあ私がちょっと考えてわかる程度のことみんなすぐわかりますよね。(⌒ ⌒; 数日後の某練習枠であっさり気づかれてしまいました。こうなると最終的にはみんな同じ画面で稼ぐのは明白。さすがにまじんさんも30分間どこを見ても1箇所でずっと稼ぎ続ける画面ってのはまずいと思ったのでしょう。数日後にはルールを変更することが発表されました。

そうして発表されたのが最終的に行われた一定時間内のスコアアタックなのですが、選択する面を自由にするのは早々に決定したものの、時間をどうするかに結構長い時間悩んでいました。私も意見を出したりしていましたが、最終的に他の部門と同じ12分間ということに決定。

しかし、ルールを作るのに意見を出した手前、どういうふうにやればだいたいどのぐらいのスコアが出るのかが分かってしまったのがちょっとモチベーションに影響してしまいました。1-2面を通して隠しキャラ8万+アイテム全取得ボーナス30万狙いチャートが普通にやって57万。3面のウミヘビ狙いがRTA動画の最速の人のタイムから想定した大体のスコアが50万。そもそもランダム性の強い3面で最速が30分の間に簡単に出せるわけもなく、最近お約束の電源パターンが生半可では難しいのはすでに先述のルールの時点で試して理解済み。となると1-2面チャートをやるしかないなと。まあ、マイク必須の隠しキャラはこうなることを予測して事前にAV化したファミコンを購入(一応予備のファミコン扱いですが)していたものの、先述のルールの練習を捨ててまた新しい内容の練習にはちょっと閉口気味になってしまいました。( ̄. ̄;)

そう言いつつもクインティの練習が疲れたときや練習放送とかで少しずつ試してみたものの、RTAの人たちがやってることの凄さを実感するはめに。まじんさんが募集枠で試しでやっていたのを見る限り2面のSTGはそこまで難しくなさそうだし、実際数回やっただけで通せたので問題ないのですが、たった4分程度の1面がとてつもなく難しい。体力が少ないので雑魚を先読みしてしっかり倒していかないとすぐやられるし、もう30万は諦めて20万だけでもと思いうちわを持っていっても普通にボスにやられる。普通安全な倒し方とかあるもんなんですがねえ……。これ本当に子供向けのゲームかって思いました。そんなのが続いたのでもう上位も諦めて練習はほとんどしてない状態に。(-o-;)

でも本番一週間前にやってた8周大会を見て、ガチのRTA勢でも結構1面ボスでやられてるのを見て「あ、別段自分が下手すぎるんじゃないんだ」って思ったら少し気が楽になりました。改めて見ると空気砲とうちわで倒す時間があまり変わってなさそうだったので再度空気砲で練習、それなりに形になったのでとりあえずボーナス20万取って合計47万ぐらいいけたらまあいいかなと。そんな感じで本番を迎えたのですが、結果は見ての通りでした。

他の人の練習とか見て、残り8分でボスを倒したら30万間に合うのは知ってたのですが、本番時の1面ボス撃破時の残りはなんと8:03。(〇o〇;))))!! こんなタイム出ると思ってなかったのでびっくりしたのですが、まあ……途中で順位伸ばすことを諦めた結果なんでしょうね。できると思って練習あまりしてなかった2面でルート移動ミスるわ、途中でひらりマント失うわの散々な結果で終わってみたら1回10万取れただけの37万点で終了でした。(^◇^ ;)

こんな調子だったので、残った時間でもう一度挑戦すればもっと好記録は取れていたかもしれないのですが、敢えて私はその前から考えていたことをやらせて貰うことに。2回目はウミヘビチャートに挑戦しました。本番開始前にすでに順位への興味がなくなっていた部分があったのと、せっかく勉強・練習した3面を丸々捨てるのがなんか勿体ないと思っていたのでそっちも頑張ってたんだというお披露目の意味での挑戦。ルール変更以降ほぼ練習してなかったので全く記録は伸びませんでしたがそれも仕方なし。最後には余った時間で誰もやらなかった火山チャートの動きもやってみました。(失敗してうまく見せれませんでしたが)。周りがどう思ってるかはわかりませんが、個人的にはこれで良かったんじゃないかと。(^.^)

さて、ちょっと上位陣の話をしてみますが、先述したとおり1-2面チャートvsウミヘビチャートの構図となってました。明らかにウミヘビチャート不利の中、敢えてそちらに挑戦して1-2面チャートの想定スコアを超えてきたあのお方も、それを抜かすまいと細かい稼ぎを極めてきたあのお方も見事でした。ただ、やること決まってて上のすごい人とには届かないなって空気が出てた中、全く違った切り口で上回ってきた人がいたのには驚きました。RTA勢って特殊ルールのファミコン大会ではあまり成績出せないイメージあったのですが、ドラえもんRTAの先駆者みたいな方だったそうで、自分で何かを見つけるという素地があったのかもしれませんね。本当はこういうのは常連メンバーが見つけることなんだと思いますが、先にいろいろ調べすぎて考えが固まっちゃった側面もあったのかな?^_^; でも全く違うチャートなのに3つともよく似たような得点になったなと。個人的にはマイク必須のスコアが有利とかどうなんだろうって思ってたのですが、終わってみれば神のようなバランスのルールでした。

しかしこれ、今なら普通に通しで30分切れそうな気が……。


★第5部門『ドラゴンクエストIII』100分間ポイントアタック
さて、通算知ってる限りで5回目のドラクエ3ですね。元々私はRPG部門は乗り気じゃないので毎回自分がやりたいようにやっているのですが、こうも同じゲームが続くと流石にまた新しくやれることも思いつかなくてさてどうしたものかって感じでした。

そもそもなんでこんなにやる気がでないんでしょうか? ちょっと自己分析してみました。まずすでに何度か書いているそもそもの知識・技術量の違い。ドラクエの場合RTAも盛んで100人以上の規模で大会が行われるぐらいみんなが知ってる感あるけど、私自身はというと街の名前も場所もわからない。だったら調べたらいいという意見もあるでしょうが、ほぼなにもないところから優勝を目指すのは元々知ってる人より短時間での研究・努力が必要となり、そこは元々RPGが好きって人じゃないとなかなかモチベーションは上がってこないんじゃないかなと。
そして、思い返せば私自身RPGあまり好きではなかったのかもしれませんね。ドラクエも当時1~5まではやりましたが、発売日当日に並んで買ったとかもなく、後から普通に1回だけクリアしてハイおしまいって感じだったので内容もほぼ忘れてしまってるくらいですからね。FF6なんて1年ぐらい買って放置してたし。(^_^;) 単に知識量の差でやりたくないのなら、メタルマックスはやっても良かっただろうしな。(まああの時もRTA勢は来てましたが)
あと、元々RPGが苦手って意識もあったのかも。同じゲームのクリア時間とか友達に聞いても大体私は遅かったし、その辺色々積み重なってたのかなと思ったり。

他の人ならもはや参加辞退するレベルなんでしょうけど、私はわからなすぎてルールを間違えるとか迷惑をかけそうな事項でもない限り、持ってるなら極力全部出る主義なので今回も普通に申請は致しました。ですが100分間どうするかは本当に悩みどころでしたね。初見のゲームなら適当に遊んで終わりでもいいのですが、もう5回もやってるので何も見ずまたただ適当に遊ぶのは毎回見に来てくれる常連さんにもちょっと失礼だし、タイムアタック大会ならRTAの真似すればいいだけなのですが今回はポイント制なのでそれでは大してスコアが伸びなくて時間かけて練習する割りに合わない。

そう思っている間に周りから聞こえてきたのが「状況再現」っていうワードでした。RTAのテクニックで、カザーブ東で本来もっと先に進んだときに出るはずの敵が出るマスがあるのと、そこで出る「ばくだんいわ」は体力を大きく減らさない限り一切攻撃してこないこと。低レベルでもどくばりがあれば狩れるという特性を利用した上で、更にタイムを縮めるためにリセットから再開後、最速で特定のコマンド選択、同じように移動すれば必ずばくだんいわ4体が出るので繰り返せば一気にレベルを上げれるという電源パターンと同種のもの。運が絡むのが面白いRPGRTAにおいて乱数を固定する技は物議を醸しているようなのですが、そんな高度なものをみんな当たり前にチャートに組み込んでいるようなのです。最初は上の人はすごいなあ~と思って聞いていたのですが、そのうちそのテクニックに興味が出てきました。

「本番でとりあえずこれやってできたらもうそれでいいんじゃね?」と。

方向性は決まりました。なんで、ちょっととある方の練習枠を見てそのチャートをまるごと書き起こしておきました。本来こういう他参加者さんの練習丸パクリはやりたくないのですが、そもそもそれを利用して上位に出てやろうってものでもないのでそこは自分的には問題なしってことで。(^_^;)

そこから先どうするかだけど、ポイント表にある中ではラックのたねやいのちのいし、ぬいぐるみなどの敵ドロップアイテムの得点が高いですね。ただばくだんいわを狩っていのちのいしを狙うのはとある方がやると聞いていたので同じことはやりたくない。そう思いつつ攻略サイトを見てると、ノアニール西の洞窟のバンパイアでラックのたね狙いはそこまで遠くなく回復ポイントもあるので自分でもできるんじゃないかなーと。まあ、攻略サイト見てるだけなのでどのぐらいのレベルが必要かとかも全く分かってないんですがそれはそれで楽しめるかなって。(^.^)

という訳で本番ですが、まずロマリアまで行けるかですね。ちょっと稼いでからでもいいのですが、せっかくなんで参考動画と同様にレベル1のまま特攻。まあ前回のロマリアRTA1人旅でマップは覚えたし行けるはず……と思いきや、レーベ西の祠で洞窟に入る穴が見つけられず右往左往。チャート書き起こす際にも見たはずだし、過去の大会でも何回か通ってるんだけど夜になっって見えなくなったら急にわからなくなりましたなwww まあそんなトラブルもあったけど、やくそうをチャートより多めに買っておいたおかげであっさり到達。カザーブまでも問題なく、ルイーダでのセーブではリセット後の開始位置が変わらないのを知らなかったおかげで余計な時間を使うもここまでの時間は他のお方とそこまで遜色なかったと思います。

しかし、状況再現できませんでしたねえ~。(^_^;) 操作に慣れるまで時間が掛かるのは仕方ないとして、なんかジョイカードで連射入れてるのにメッセージ送りが途中で引っかかってるような? そのおかげでどうやっても最速でやれてない感じ。おかしいなと思ってもう一つあるジョイカードに変えてみたものの変化なし。仕方ないのでマインドシーカーに引き続きアケコン登場。引っかからないようにはなりましたが、今度は操作がいまいちで結局うまく行かず。(;・∀・) それでもまあ、終盤はそれなりに高速にできてたはずなんですがねえ。結局1回もできないままひたすら再現されるキラービー4匹を眺めつつ100分終了しました。~(m~ー~)m
まあ、根本的に何かが間違っていたんでしょうな。

いや、普通に再現無しでばくだんいわ狙ってやればバンパイア狩りするところまでは行けたと思いますよ? ただ、これだけやってもみんながやってることができないと、元々下の方の順位が1つ2つ変わる程度の話より、1回でもこれを成功させたほうが達成感あるなと思って最後まで押し通しました。少しでもスコアを取りに行かないスタイルはどうなんだって声もあると思いますが、うちの枠では私らしいと言ってくれる人もいて一安心でしたね。

結果は堂々の最下位でしたが、最下位にすらなれないと嘆いてた人もいたのである意味美味しかったのかな?(^^ゞ あ、別に最下位になるためにわざとすばやさの種を取らなかったんじゃなくて、単純に参考にしたお方が取ってなかったから気づかなかっただけです。そのお方は優勝を目指すレベルだったので、2点をわざわざ取りに行かなかったんでしょうね。だいぶ前に攻略サイト見てたときにここにあるのはチェックしてたはずなのですが、すっかり存在を忘れておりました。(;´∀`) とはいえ、覚えてても取りに行かなかったかな? それなら1回でも余分にバンパイアと戦える回数を増やそうとしたと思います。

まあ、自分としては最後まで楽しみきったのでOKってことで♪
残念なのは、わざわざ作らなくていい僧侶と魔法使いを作成してまでキャラ名を「みるきい」「ぐりいん」「おおたむ」「ふえすた」と揃えたのに誰も突っ込んでくれなかったことかな? まあ気づいてた人はいたようですけどね。

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という訳で終わりましたね。自分としてはもっと頑張ってそれなりに全部好成績を目論んでいたのですが、結果だけを見たら大して練習してない感じに見えますな。_(┐「ε:)_ モチベーションを保てなかった部分もあるのですが、自分の立ち位置はそこも含めてせいぜいその程度なんでしょうね。

この大会でまじんさんは開催を最後にするとのことらしく、まっこさんも今年はしないとのことなので、定期で開催されていたこの手の大会は完全になくなることになりました。まあ、冒頭に書いたとおりこういう流れになりそうなのは薄々感じていたのでやっぱり最後に本気でやって正解だったかな。やりきった感はありますね。

真面目に記録狙ったと思ったら完全にネタに走ったりとほんと好き勝手やってたと思いますが大会を盛り上げる役には立ててたのでしょうか。正直うざいと思ってた人も結構いたと思うけど、ちょっとでもそう思ってくれている人がいたのなら幸いです。

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最後にですが、今これまでファミコン大会を中心としたいろんな大会に参加した経験を一つのブロマガに纏めてみようかなと思っています。スタイルは毎回違いますが、私ほどいろんな大会に出た人もそういないと思うので。また、私自身も一応主催者側の人間だったので主催・参加側両方の視点で語ってみようかなと。もし、今後こういう大会を主催してみたい、見てみたいという人の参考になればいいかな? 少し時間かかりそうですけどね。

では例によって長文になりましたがこの辺で。