みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

ダビスタ99馬生産情報 応用知識編01 放牧耐えチェックについて

3年ほど前にみるきぃ杯で培った知識で攻略サイトっぽいものを作ったのですが、基本では書ききれないものも一杯あり、また近年無料のホームページサービス閉鎖によりダビスタの情報が消えていってる現状から需要があるかなと思い、知ってる限りの情報を纏めてみようかなと思いました。私自身ダビスタ大会の主催をやめて数年経ってるのでだいぶうろ覚えになってきてますが、思い出しながら頑張ってみます。他所のサイトでは書いてないような細かい部分まで掘れたらな~と。

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応用知識編の第1回は『放牧耐えチェック』と呼ばれてる馬の能力判定法の1つを紹介しようと思います。このゲーム馬の能力が画面に表示されないのは周知のとおりですが、かといって生まれた馬を強いかどうか全部走らせていたら時間がいくらあっても足りない。特にBC大会とかで期限がある場合はある程度強いとわかってる馬だけを育てたいところ。その馬の最大能力を調べる方法の中で最も基本的なものが今回紹介するものです。

ダビスタのサイトとか公開されているパスワードとかを見ていると「3耐」とか書かれてるのをたまに見かけると思います。スタミナ能力を表すものなのですが、一体どうやって計っているのか。ボクワセッカチクンな人のために、まず最初にやり方をさっさと書いてしまいます。

1. 調べたい馬が3歳になったら毎週馬のコメントを見てください。この辺については基本編3に書いています。

2. スタミナのコメントを見つけたら何も考えずに入厩させます。そしてすぐ厩舎に行って放牧させます。

3. 再び馬を見て、スタミナのコメントが表示されたらその馬は「1耐」以上の馬です。もし、週を送ってないのに「順調」と表示されたらその馬は「0耐」となります。

これが基本の流れです。この作業を2回行ってもスタミナが表示されるのは2耐以上、3回なら……もうわかりますよね。このゲーム放牧するとスタミナが減るのですが、そのシステムを利用して何回放牧してスタミナ削ることに耐えれるかをチェックしてるので『放牧耐えチェック』なんです。ちなみに、最初からスタミナコメントがない馬は0耐ではなく「スタコメなし」となります。勘違いないようにしましょう。

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もう少し掘った話をしていきます。
まずこのスタミナコメントが表示される条件なのですが、

『スタミナの現在値が35以上である』

となっております。そして、産駒のスタミナの初期値は成長型に関係なく一律限界値の50%なんですね。だからスタミナコメントが出た時点でその馬はスタミナの限界値が70以上の馬(35×2=70)であるということになります。

でもって、放牧するとスタミナの現在値が-4されるシステムになっています。例えばですが、スタミナ限界値が74の馬が居るとします。その馬の場合初期値は37なので、調教も何もせず入厩→放牧をすると4減って現在値が33になります。そうなるとスタミナの現在値が35以下となるのでスタミナコメントが消えるという仕組みですね。

では、限界値が94の馬は? 初期値が47なので1回放牧して43。2回目39、3回目35と3回やってもスタミナコメントが表示されます。4回目になると31になるので消えますよね。この馬は3耐ってことになります。

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ただこのやり方だと結構大まかな数字しかわかりません。例えば限界値が77の馬の場合、端数は切り捨て扱いらしいので初期値は38となり、1回放牧しただけでコメントが消えてしまうことに。これだと限界値が70の馬と区別が付きません。7も数字が違うにも関わらず。

なんで、ここは小細工することに。入厩した際に調教して数字を調整することで細かい部分がわかります。ダート・強めを行うとシステム上スタミナの数字が+1されるのでこれを利用して、

例:2回放牧するとコメントが消える馬の場合

1.2回放牧する前に「ダート・強め」を2回行う。

2.その状態で2回放牧して本来出なかったスタミナコメントが出るのなら「1.5耐以上」、出ないのなら「1.5耐未満」とわかる。

3.リセットして再度チェック。
1.5以上の馬なら調教の回数を1回にしてコメントが出るのなら「1.75耐(1.875耐)」
 出ないのなら「0.5耐(0.675耐)」

1.5未満の馬なら3回調教して出たなら「1.25耐(1.375耐)」
 3回調教しても出ないのなら「1.0耐(1.125耐)」です。

最初に話した限界値77の馬なら、
 「初期値38」-「放牧4」+「ダート強め1」=「現在値35」
なので1回ダート強めをしただけで1回放牧に耐えるはずです。従って「0.75耐(0.875耐)」だとわかります。

ただ問題が一つ。先に括弧書きで書いたのですが、初期値が限界値の半分というシステム上、このやり方では数字1つの違いはわからないことになります。限界値77の馬は厳密には0.875耐なのですが、限界値76の馬と区別することは不可能なんですよね。これに関しては残念ながら他に調べる方法もないようです。(原理的には調べる方法もある気もしますが。また別の機会にお話します)

テキストだとわかりにくいかと思って一応表にもしてみましたが余計わかりにくくなったかも?

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あと、見ての通り前もってセーブした状態でリセットし繰り返しチェックすることが前提となってますので、ノーリセット生産環境では使えない技となってます。悪しからず。

ちなみに上記システムを応用するとスタコメが最初から出ない、スタミナが0耐未満の馬のスタミナの値をある程度調べることも出来ます。要はコメントが出るまでダート・強めを叩いてその回数を数えれば良いのです。ただ、この場合何月何週にスタコメが出るはずだったのか把握していないといけないのですがこれに関してはまた別の機会に。というかマイナス○耐の馬を使う事はほぼないと思いますが。

 

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ところでここまで簡単そうに入厩→放牧を繰り返せばいいと書いていますが、やっているとわかるのですが上手く出来ない場合もります。

基本編3で書いたとおり3歳時の馬のコメントは1月1週~2月4週の8週間で1セットとなっており、3月以降は1月と同じものが繰り返して表示されます。例えば、スタコメが1月3週に出た馬は3月3週にも表示されることになります。そして、1度放牧した馬は1ヶ月は再入厩できないというルールがあるんですよね。これが結構邪魔になります。

先述した1月3週のパターンの場合、そこで入厩→放牧、2月3週で再び入厩→放牧をして3月3週にスタコメが出たら2耐以上、そこで再び入厩→放牧をしてまだコメントが出るようなら3耐以上となります。が、4月になると大体の馬は「デビューOK」となってしまうのでそれ以上調べることが不可能になってしまうのです。

奇数月にスタコメが出る馬はまだ3耐まで調べれるのでいいのですが、偶数月の馬で4月1週にデビューOKとなる馬は2耐までしか調べられないんですよね。4月1週に入厩OKと言われない晩成系の馬ならまだ調べれるのですが……。

まあ、そもそもそれ以上調べる必要があるのかという話なのですが、それは状況次第かな? ただゲーム内のCPU馬相手にするだけなら2耐でもかなりの化け物レベルで、それにある程度のスピードが乗ればG1を無双できると思います。

ですが、最強生産となると話は別。システム上のスタミナ最大値は7.125耐で、ネット上には5耐や6耐の怪物馬のデータも転がっています。また、私がよくやっていた初代配合縛りのBCでも優勝クラスになると3耐は当たり前。ゲーム開始時に配布されるレベルの繁殖牝馬(いわゆる初期牝馬産駒でも2耐以上はゴロゴロ出てきます。もちろん、その上である程度のスピードが乗ったのを皆さん出してくるので困ったものです。(^_^;)

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もちろん、ネット上で公開されてる4耐以上の馬が全部晩成ってわけでもなく調べ方があるのですが、これがかなり面倒で……。デビューOKと言われた馬でも調子が悪い時(「良くも悪くも」及び「少しバテ気味」と言われる時)はOKと言われないシステムを利用するのです。例えば2月3週にスタコメが出る馬は仕様上4月3週、6月3週にも言われるので、4耐以上調べたいのなら予めその前に必要回数放牧した上で、スタコメが出る週にその調子になるように調整した上で放牧すればOK……なのですが正直難しいです。併せ調教をしても調子が変わらなくて調整出来ずにやり直しとか多発します。VTR固定で調子をコントロールする(VTR固定についてはいずれ)ことも可能ですが何回もVTRを見ることになるのでかなり手間。私自身、BC大会生産時にはここまで調べないですね。

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これで大体書くことは書けたかな。基本リセット前提の話ですが、調教4本分のスタミナが減るだけなのでその分余計に調教すればノーリセット限定の大会でも活用できますよ。私自身配合や大会のレベルによってノーリセの大会でも放牧耐えチェックを使ってることは多々あります。

まあ、いくらスタミナが乗ったところでそこにスピードも乗ってなかったら使い物にならないわけですが……。応用知識編初回はこの辺で。スピードの判定法についてはどこまでやるか難しいところですがいずれまた。

スピード編はどこまでやるかが問題なんだよなあ。ω・`)