みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

ドルアーガの塔の思い出話

たまにはゲームの個人的な昔話を一つ。

私が昔よく遊んでいたゲームで「ドルアーガの塔」というゲームがあります。まあ、私のコミュに来る人は大概その存在は知ってると思いますが、ナムコがゲーセン用に1984年にリリースした、見下ろし型の謎解き要素を追加したアクションゲームですね。

ファミコン版が1985年に発売されたのですが、当時3本目に買ったファミコンソフトということで相当やりこんだ記憶があります。表の60面はもちろん、隠しコマンドで出てくる裏(アナザー)ドルアーガも当然やってました。

あと、あまり話題にならないのですがバグ面の255階も結構遊んでましたね。紛失してしまったのですが、当時各面に何がいるのかを1面1面調べてノートに書き込んでいたのを覚えています。(記憶違いでなければ、J0面とK0面が勝手にスコアが入って行ったはずです。)

そんなこんなで、一番好きなゲームを挙げろと言われると「ドルアーガの塔かな?」と回答するようにしてるのですが、あまり生放送でやらないので言われてもピンとこない人も多いかもしれませんね。でも、以前のファミコン大会のリレーの一部に導入された時に、練習なしで普通にプレイしてたのを見れば当時かなりやっていたのはわかって貰えたかと思います。

まあ、それはさておきこのゲーム。結構評価の分かれる部分があると思います。先に謎解き要素と書きましたが、厳密には「各階に隠された宝物を手に入れながら進めるゲーム」です。これらの宝物、取らなくても難しくなるだけならいいのですが、中にはそれがないとクリア自体が不可能な物もあり、ゴリ押しで進めることは許されない。

でもその宝箱がマップのどこかに行けば見つかるとかじゃなく、『特定条件を満たすと出現する』なのが厄介なのです。その辺が謎解き要素と書いた部分なのですが、「特定の敵を3匹倒す(1階)」とか、「下側の外壁に接触してから離れる(6階)」ならまだ偶然で出そうだから良い。「右側の外壁と左側の外壁に接触する(16階)」「他の敵キャラ倒さずにウィザードのみを全滅させる(23階)」クラスになるともう意識しないと出ないだろうし、たとえ出たとしてもどういう理由で出たのかわからないのがほとんどだろう。しかもこれらはすべてノーヒントなんですよね。

生放送でゲームをやってるところは基本ネタバレはしないのがマナーで、生主側も初めてやるゲームはノーヒントでやりたいっていう人がほとんどなのですが、このゲームに関してはそういう流れにならずみんな攻略見ながらやってるし、リスナーも色々教えながら見てるんですよね。まあ、ノーヒントでやってもまず進まないのはみんな知ってますからね。

ちなみに、インターネットとかない当時。ゲーセンによくあった客が自由に書き込めるノートにみんな書き込んで情報を共有していたそうです。まあ、あの頃はゲームの種類も豊富ではなかったので、どんな無理難題でもみんな頑張ってやってましたからね。今の時代にこういうゲーム出したところで、ノーヒント過ぎてすぐ○○ゲー扱いされて放置されるのがオチだと思います。

とはいえ、それしかやるものがなく放置するわけにも行かなかった当時でも流石に限度はあるわけで、ゲームの上手い連中が集まった仲間内も流石にこのゲームだけは皆攻略本に頼っていました。

しかし、そこでとある問題が。記憶薄なのですが、恐らく当時誰かが買った攻略本を回し読みしていたのだと思います。でも見ているにもかかわらず誰もクリアできなかったのです。その理由は44階の宝箱が出せないからでした。

44階の宝物はバランスというアイテム。45階のエクスカリバーの本物を取るために必要なやつで、エクスカリバー自体59階のウィザードスーパーを倒すのに必須なので、これも必ず必要となります。

では、攻略本を持っていたのになぜ誰も出せなかったのか。その本にはこう書かれていました。「宝を出すには、メイジ、ソーサラードルイド、ウィザードの順に倒す」と。

このゲームをよくご存知の人はもうおわかりでしょう。本来は「ドルイド、メイジ、ソーサラー、ウィザードの順」なのです。そりゃいくら頑張っても出ないわけだ。

しかし、当時の子供パワーはこのぐらいではへこたれない。友達の1人が学校で「宝の出し方わかった! ウィザードスーパー倒した状態で止めてるから放課後こいや」っていうのでみんなその友達の家に押しかけてエンディングを初めて見たのです。

今となっては良い思い出で、記憶力の悪い私でも当時のことは結構覚えてました。その本がケイブンシャが発行していたものだということまで。なので、ドルアーガの放送を見に行くたびに「ケイブンシャの本が間違えていた」ネタを披露してたのですが、その証拠は手元になく、思い出話だけのものとなっていたのです。

しかし、先日知り合いの生主さんがクリアまで初めてやるというので見に行った所、手元にケイブンシャの本があるというではないですか。正しい出し方は既にリスナーが教えていたのですが、敢えて「その本はどうなってますか?」と聴いてみたのです。そしたら「メイジ、ソーサラー、……」と。自分の記憶が間違いなかったことが証明されました。

この話をTwitterでつぶやいた所、とあるフォロワーさんが「私もその本持ってるよ」って話が。せっかくなので証拠品として持っておきたいなと、お願いしてそのページの写真を撮って見せてもらいました。

その写真がこれなのですが……あれ? (◎-◎;)

どう見てもちゃんとした順番になってますね。これは、重版で直ってたのか、そもそもケイブンシャの攻略本が2種類あってそっちが間違えてるとか。よくよく検索してみるとケイブンシャの本を使って攻略したっていう記事は見ても、それでクリアできなかったという情報は見つからず。流石にこれは先述の生主さんに確認するしかないなと思い、無理言ってそのお方にも写真を撮ってもらいました。

それがこの写真……どう見ても同じ本ですよね。

つまり、『ケイブンシャの攻略本が間違えていた』ではなく、ケイブンシャの攻略本の初版分が間違えていた』が正解だったようです。残念ながら訂正分を提供してくれたフォロワーさんは発行日等が書かれてるカバーを紛失しており、その本が何版目だったのかは不明なのですが、お二方のご協力でこれからはもっと正しい情報が提供できそうです。

しかし、当時は出版社に苦情の電話とか入ったんだろうなあ。携わった皆様お疲れ様でした。
(⌒▽⌒;;;A

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最後におまけです。私が5年ぐらい前にニコ生でドルアーガ攻略放送をやっていた時に起こった珍現象です。よく見ると、エクスカリバーの真下に……。( ̄. ̄;)

クオックススーパーを倒した後、私の「さてドルアーガはどこかな~。右かな~? 左かな~?」という発言の後、まさかの下からの出現にリスナー大草原状態wwwwwwwwwww

ちなみにこの後、外壁をワープして普通に画面内に入ってきました。今でもどうなればこういう現象が起こるのか不明です。私は自分の放送は記録として片っ端から保存してるのですが、この頃起こってた不具合が原因でこの動画だけは残っていないのが今でも悔やまれますね。