みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

みるきぃ杯とは(バックアップ)

この記事はニコニコ大百科にあるものと同じ内容です。
万が一あちらが消失した場合の保険としておいておきます。

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みるきぃ杯とは、かつてみるきぃ=ぐりぃんがニコニコ生放送(以下、ニコ生)上で主催していたダービースタリオン99のブリーダーズカップ機能を使った大会である。

正式名称はみるきぃ杯ダービースタリオン99BC大会であり多少頭痛が痛い感がある。

この大会は元々別の生主がやっていた大会を勝手に引き継ぐ形で作られた。2014年2月14日(金)に最初の大会が行われ、そこから6年弱の間に50回行われた。初期の頃は6~9名程度の参加だったが、レトロゲーム界隈との繋がりやRTA勢への宣伝効果もあり第5回には15名が参加、それ以降は9名以下になったことは一度もなかった。

ルール

大会の基本ルールは初代配合、リース種牡馬禁止、ボクワセッカチクンあり、Rマーク可。同じ内容のWindows版の使用可能というものであった。これは、初心者が比較的簡単に入り込めるよう考慮した結果である。この基本ルールは第1回から最後まで一度も変わることはなかったが、各回使用種牡馬や繁殖、産駒の年齢など毎回細かいルールを設定、配合が一択にならないよう工夫されていた。また、レースコースもゲーム内のBCグランプリだけでなく、指定のコースでポイントを手動計算する回もあった。

生産期間は約3日。ルール発表から本番前までに参加者に好きな3日を指定してもらい、直前にランダム生成した4文字の牧場名を送信、その名前で生産した馬のみ有効という方法を取っていた。それ故に誰の生産馬かわかりにくいという欠点を補うため、生産馬の名前に各参加者固有の冠名をつけることが必須となった。この3日間という設定は以前参加していた大会同様、募集期間まるまる生産期間とすると長すぎると感じた主催者が集中してやれる限度として設定したものである。しかし、強い馬を引くにはかなり短い期間でありそれ故著しく睡眠時間を削る者も多く後に「地獄ルール」と呼ばれることとなった。

牧場名は指定日初日の22:30頃に送信、パスワードも最終日の翌日朝までに届いていればOKという緩い感じだったため厳密に72時間ではない。前者は初日の0時から寝るまでに少しでも生産したいという人が多めに時間が取れるように配慮したもので、これは「0日目」と言う表現がよく使われていた。後者は単純に主催者が時間きっちりに仕上げるのが苦手故の仕様である。なお、主催者自身は放送上で牧場名をランダム生成、3日後に生産した馬のパスワードの一部をTwitter上で公開し、レース前に画面上にパスワードを表示して参加者に照合してもらう形を取っていた。

参加は事前申請制でフルゲート(基本15名)までの先着締め切りである。予選を設けなかったのは時間を掛けて作って貰った以上、1~2戦やって出番終わりは失礼だろうという主催者の配慮からによるものであったが、それ故に強豪が申請遅れて出られないという事態もしばしば発生した。なお、最後の第50回だけは主催者が声をかけた人だけが参加できる仕組みとなっていた。

その他出来事など

開始日は金曜日固定であったが、初期の頃は完全に決まっておらず第2回は土曜日、第4回は月曜日に開催されている。最初は3週間に1度のペースだったがだんだん間隔は広がっていき、終期は7~8週間に1度の開催になっていた。

大会の処理時間は大体2~3時間であったが、当時のニコ生の仕様上放送枠が30分で終わってしまうため、レース中に枠が切れないよう注意しながら複数枠に分割して行われていた。第37回からはニコ生の仕様が変わり無料で延長ができるようになったため1つの放送枠で済むようになっている。

レース本番前にスライドで各参加者と馬の紹介をしていたが丁寧に紹介しすぎたがゆえに時間がかかり、大会時間の半分近くが紹介に費やされることもあった。

後期は大会ルールに合致したすべての配合を載せたスプレッドシートが用意されていた。これはDSBFTなどのツールを使わなくても初心者が配合を選びやすくするための配慮である。なお、繁殖上位順に並んでいたので基本上の方を選べば良いようになっていた。

主催がビデオキャプチャーに使っていたツールには一定時間内の動画を再表示するリプレイ機能が備わっており、レースの微妙な決着の際にはスロー再生させて大会を盛り上げることに何度か活用された。

ダビスタBC大会では競馬場さながら発走直前に「おおおおおお」と発言するリスナーが多いが、このコミュニティは「お」を一定数繋げて発言すると競馬場のSEが流れるようになっていた。このSEは連続で再生すると音が重なるようになっていたため、コメントが同時に来ると増幅され臨場感が高まった。

ゲーム内のBCグランプリは自動集計だが、プレイステーションが停止した際にスコアがわからなくならないように各レースごとに結果のスクリーンショットを保存、万が一のときは手動計算できるようExcelシートも用意されていた。しかし、50回の間にこのようなトラブルは一度も起こらなかった。

10回大会ごとに記念大会と称し、過去の大会で1度でも使用されたことのある種牡馬及び繁殖牝馬は使用禁止というルールが使われた。このルールは当然ながらだんだん厳しいものとなり、最後に同ルールで行われた第49回大会のときには実績A種牡馬はおらず最上位の種牡馬がモガンボ、繁殖牝馬がゲーム内でかなりの良血と表記されないミロードビジンになっていた。

レースコースがランダムで行われることもあった。ツールを使い競馬場、距離、天候、馬場が表記されたデータから抽出するというものであったが、良馬場・不良馬場の比率が同等であったため重馬場で開催されることが多く波乱を呼び寄せる結果となることもしばしばあった。

第7回大会は手違いで放送タイトルが主催者が本番前に行っていた「大会の馬作成しています」のまま行われてしまい、見ている側からすると本番なのかどうかわからない状態となってしまった。

第43回大会ではレース勝利後に表示される口取りの写真だけがバグってしまい騒然。1回だけかと思いきや最終レースの口取りでも同様にバグが発生、以後その本体は大会時には使用しないようになった。

優勝争いが熾烈になり最終戦勝負となると、なぜか片方の馬がイレ込むということが何度か発生し大会の名物となった。また、優勝者が放送に来ないというのもよくある現象である。

50回開催されたが同点優勝というのは一度もなかった。

誰が優勝しても初優勝というのは第1回を除けば第17回の一度だけ。大会には三強と呼ばれた参加者が常駐しており、大体その3名が優勝を分け合ってのがその理由。ちなみにその回で優勝したのは主催者だった。

なお、主催者の優勝は先述の第17回の1度のみである。しかしながら上位にいることは多く、3位以内を20回記録してる。配合の考え方など詰めが甘いのを自認しており、とある回の参加者紹介の際自らのことを「妖怪イチタリナイ」と書いたところ、最終的に1pt差で優勝を逃したのは界隈での語り草となっている。

関連リンク

ブログ

大会記録(スプレッドシート)

大会動画(youtube)