みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

ニコ生レトロゲーム大会の大百科を編集した話

この度ですが、こちらのニコニコ大百科の記事を編集いたしました。
内容はかつてニコニコ生放送(以下、ニコ生)でよく行われていたレトロゲーム大会の数々を纏めた記事です。

なぜ私が今になってこの記事を編集したのか、その経緯などについてちょっと色々書いていこうかと思います。

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記事の冒頭にも書いていますが、2012年頃からニコ生のレトロゲーム好きな放送主が集まってゲーム大会を頻繁に開いていました。私自身、皆がワイワイ楽しみながら競いあっているのを見てその輪に混じりたいなと思い、おしゃべり苦手なのに生主になって積極的に参加。元々特別ゲームが上手いってわけでもなかった分、とにかく参加して楽しもうってことに徹していた部分もあって参加数は人一倍だったんじゃないかなと。(余談ですがこのブログのゲーム大会のカテゴリの中に過去に参加した時の話をまとめてあります。)

私自身がレトロゲーム大会を開いたことはなく、記事の本文にも私の名前は最後の方にある主な参加者の所にあるだけです。厳密に言うとダービースタリオン99の大会は数年にわたり定期的にやっていた時期があるのですが、個人的にポリゴン描写のプレイステーションのゲームをレトロゲームと言うには個人的にまだ抵抗があるので敢えて記事では纏めていません。

この頃の大会は当時あったニコニコのブログサービス「ブロマガ」にルールが纏められ、主催者が募集枠を取りそのページを見せながらリスナーに説明、また大会ルールに沿った練習をしながら参加者を集うって形が一般化してました。主催者の知名度にもよるのですが少ない大会で6名程度、全盛期の多い大会なら50名(!)以上の参加者が集まることもあり個人で運営してるとは思えないような規模になることもしばしば。

ただ、こういう流行り物に関して私は全盛期5年説を唱えていて、その説に漏れずニコ生界隈でのレトロゲーム大会は陰りを見せ、2020年以降はほぼ見かけなくなりました。私自身、これ以降この手の大会に参加しなくなったので記事もそこで止まっています。その辺の考察も記事に書いてますのでそちらもご確認いただければ。

まあ大会が衰退してしまっても、後々大会ルールや結果をまとめたサイトを見て「こんなのもやってたなあ」と懐かしむことができれば特に問題はなかったんですよね。今回纏めるに至った最大の理由は、主にルールや結果を皆が書いていた先述の「ブロマガ」がサービス終了してしまったことにあります。

そもそもニコ生が他配信サービスに劣ってる部分として、「タイムシフト(保存された配信動画)が1週間しか保存されない」があります。それが消えてしまった後は大会があったという記録はこういうブログサービスにしか残らないのですが、それすら消えてしまうと本当に何も残らなくなってしまうんですよね。それはちょっと寂しいのではないかと。

厳密に言うと、大会が行われていた頃から大会情報を纏めた大百科はありました。それは2018年頃に大会主催者でもあった暇人氏が書いたもので、大会名と日付、部門タイトルと優勝者名、ルールと結果の載ったサイトへのリンクなどが書いてありました。それを久しぶりに見たのが昨年末頃だったかな?

ただ、ブロマガが閉鎖した現在においてほぼリンク集であったそれは残念ながら日付を確認する時ぐらいにしか役に立たないものに成り果てていました。これではこういう大会があったことを知らない人が見たところで何も伝わらないだろうなと。大会の内容がもっと分かるように再編集する必要があるのでは。

とはいえブロマガ閉鎖してから2年近く経っており、ルールを作った主催の方たちならともかく参加側だった私が編集するのは普通なら無理は話。ですが、当時からこういう情報が消えてしまうのをもったいなく感じていた私はブロマガ閉鎖前に自分が関わった各大会のページを丸ごと保存していたんですよね。あくまでも自分用として過去の大会の話が出た時結果等確認するためのものだったのですが、それが大きく役に立つ時が来たのではないかなと。

それともう一つ私には武器になるものが。私が関わった大会の他参加者の放送は何を話してたとか聴きたいなと思っていたので可能な限りタイムシフトを見ていたのですが、先述の通りニコ生は1週間しかタイムシフトが保存されないので大きい大会になると全員分の視聴は無理。そこで動画としてHDDに保存し、タイムシフトが消えた後でも見れるようにしておいたのです。そんなことを大会に参加するたびに繰り返していたのでTBレベルの動画がHDDを圧迫しています。

しかし、それらの動画の中には保存してあった大会ページにも載ってない情報があったりするんですよね。例えば主催の方が結果をブロマガに纏めてなくても大会本部放送の結果発表を見ればわかったり、そもそもブロマガではなくニコニコのコミュニティトップにルールを書いていただけの大会は動画を見ないとルールがわからない場合もあったり。

まあ、これだけの大会情報を手元においている人はこの界隈では私以外いないと思います。それなら私が纏めるしかないですよね。そう思い暇人氏にページの大幅編集の許可を頂きました。最初は別の記事を作ろうかなと思ったのですが、元の記事をおいておく意味もすでになくなっていたので。触っているうちに元の暇人氏が書いた文章は99%以上なくなってしまったのでそれに関してはちょっと申し訳ない気もあったのですが、その分納得のできるものが書けたかなと。(元の記事はほぼ消えたものの、一部暇人氏が加筆した部分はあります)

ただ編集には手間取りましたね。一気にやるのは大変なので手が空いたときに少しずつ進めていたのですが、保存していたブロマガを開いては足りない情報を動画から拾うの繰り返し。特に部門形式の大会は各部門どういう内容の争いだったのかとか調べだすと結構時間掛かるんですよね。

それと、私自身ダラダラと文章を書くのは好きなのですが、わかりやすく短く文章を纏めるのは苦手ってのが今回よくわかりました。Twitterも言いたいことを144文字に纏めるのに毎回苦心してるので。ちょっと他にやりたい&やらないといけないこともあり遅々として進まず、気がついたら半年が過ぎてしまいましたがようやく完成にこぎつけました。1年ごととか小出しには公開してましたが中途半端なまま終わらずに済んでよかったです。

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この記事に関して少し書きたいことを。

まず大会ルールに関してですが、実際の大会にはここに書いていないルールが存在しています。本当は細かく書かないと行けないのですが、そうすると文量がやたらと増えてしまうので特に重要な部分以外は割愛しました。その辺もあって最初は優勝記録は書いていなかったんですよね。ルール見て真似てやろうと思った人が実際は禁止されてる方法を使って「何だ簡単に抜けるじゃないか」とならないように。ただ、そうすると初期の頃のシンプルなルールは本当に書くことがないんですよね。例えばスペランカーのスコアアタックの項なんて「1プレイの制限時間はなし。」とか別に書かなくてもわかるのでは? みたいなことを書いていたり。なので、真似してやりたいと思った人が目標にできるよう、後から追加した次第です。優勝記録に挑戦して楽しんでもらうのもいいと思いますが、あくまでも参考記録と捉えていただけると幸いです。

ちなみに暇人氏が書いていた元の記事には大会各部門の優勝者だけが記載されていたのですが、それに関してはその人を知ってる人ならともかく、知らない人が見ても正直「誰?」としかならないと思ったので削除しました。その代わり、記事の最後の方に大体この手の大会にある程度の数参加してる人の名前を纏めて書き記しております。

あとルールや結果を書くだけでなく、その中でどういうことがあったのかとかもなるべく書いてみました。機械的にデータベースとして残すだけだと面白くないなと思ったのもあるのですが、運営想定外の結果とかを色々残しておけば後々これを見て大会運営したいとなった人への参考になるかなと。

ただ、この記事も不完全といえば不完全なんですよね。2020年以降がないのもですが、私自身が知らない2012年以前の情報は全く載ってないし、マリオやドラクエ系の情報も全く不足してます。その辺の大会はガチ勢の集い感が強く、ゲーム知識の薄い私が入り込める大会ではなかったので管轄外なんですよね。とはいえそれらのタイトルもレトロゲームの一部だし。この記事に追記じゃなくても別の記事として誰か詳しい人が纏めてくれたりしたら良いのですが。

あと、我々の界隈以外でもこういう大会は大なり小なりあったのではないかなと。まあ、5人以上集まってるような企画は大体耳に入ってたとは思いますけどね。そもそも何人以上の企画なら大会と呼べるのかも謎だし。3人程度の企画とかまで入れたらもっと増えるかもですが。

まあ、もしこの大会載ってないけどここに載せるべきだみたいなのがあれば追記してほしいかな?

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しかしこのニコニコ大百科ってのもいつまであるのかも微妙ですよね。ブロマガ自体10年持たずに消えてしまったし、一応記事のコピーをこのはてなブログにも作っておきましたが万が一数十年後ニコニコ大百科はてなも無くなりそうとかになったときには誰か自分のところに移植していただけると幸いです。

昨今のレトロゲームブームもいつまで続くかわかりませんが、我々も忘れた頃にこの記事を見つけた人が活用してくれることを願って締めたいと思います。