みるきぃはうす

ダビスタ99の攻略や、かつてニコニコ生放送で開いていたBC「みるきぃ杯」の情報があります。レトロゲーム大会の話も多め。

Wattさん主催の「ファミコン32周年記念 ファミコン聖誕祭2015」に参加して

2015年7月19日(日)に、Wattさん主催のファミコン32周年記念 ファミコン聖誕祭2015」に参加いたしました。

大会の内容はこちらになります
http://ch.nicovideo.jp/watt_challenge/blomaga/ar792816(2021/06/19追記:ブロマガサービス終了のためリンクが切れる予定です)

Wattさんのファミコン生誕祭はここ数年毎年やっていたのですが、今年が最後とのことだったので出ないわけには行きませんでした。元々私が生主になったのは、ニコ生見始めの頃に最初のファミコン生誕祭マイティボンジャックソロモンの鍵大会」を見て、自分もこういう大会に参加してみたいと思ったことでした。ただ、最近いろんな大会に出て練習するのがちょっとしんどいなと思い始めていたので、このところ練習なしとかで参加するのが多かったんですよね。でも、最後は自分なりに頑張りたかったので裏で色々活動しておりました。

今回のルールは本当に面白かったですね。Wattさん曰く「実力で大差がつかないようにした」らしく、ただ上手いだけではポイントが稼げないというなんとも(いい意味で)嫌らしいルールとなっていました。詳しくは上記リンクのルールを読んで頂きたいのですが、各部門に3つのポイント加算項目があって、その項目の順位がそのままポイントになる形だったので、自分のプレイだけじゃなく他の参加者さんのプレイスタイルも予測する必要がありました。まあ、皆さん大会とかによく出られる方でしたし、練習放送とかもされていたので多少の予想はできるのですが、完璧にはとうてい無理な話なので後は想像でやっていました。

ただ、卓上でどうやってポイントを稼ぐかとか色々作戦を練るのは性に合っているのか結構楽しかったです。4部門の練習は大変でしたが、意外と自分向きの大会だったのかもしれませんね。

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それでは各部門のお話を。

1.『アクションの部 その1 星のカービィ夢の泉の物語
今回の4部門ですが、全て過去にプレイ経験がありました。そのうち2部門はニコ生でクリアしています。その1つがこのカービィです。
並走企画でプレイしたのですが、すぐ浮いちゃうカービィの操作に手こずっていまいち上手いプレイが見せれなかったのを覚えています。なので、面数で勝負できるとはまったく思っていませんでした。特にほめらじさんの練習プレイは本当に見事だったので、それ以外の部分で勝負する事を最初に考えました。
得点は先にタイムシフトで終わっていたなかむRさんのやり方でやろうと思っていたのですが、面数だけでなく残機も致命的に低ポイントになってしまうのと、何か自分で考えた的なオリジナルなのをやりたくて色々模索して見つけたのが本番の「2-2でホイールで踏みまくり」でした。このやり方なら最後にダッシュしてUFOキャッチャーまでいけば、1BOSSで終わるより最大9機プラスが可能なので得点と合わせて十分勝負可能と考えていました。
ただ、残機はシビアな部分が多くていくら練習しても安定しなかったですね。本番ではゴールジャンプで1UPのみ、たまごキャッチャーもミスで最後のUFOキャッチャーも1つ落としてしまいました。結局得点項目で1位がとれたものの、残機は14機で同率5位に留まり、得点稼ぎをしたため当然ステージでは下位の8位でポイント合計18pt。10人中4位という結果に終わりました。
まー、さすがにこの部門だけは取りたいと言っていたほめらじさんや、負けじと練習していた暇人さんは強かったですね。結局のところ正攻法で先の面に進むことを重視するのが正解だったようです。
しかし、同じ得点と残機で勝負したまじんさんに負けたのはちょっと悔しかったです。大量吸い込みで得点が上がるのは知ってましたが、そっちの可能性は模索しなかったなあ。総得点でこそ上回りましたが、まじんさんのほうが先の面進んでいたので点効率ではあちらのほうが上だったのでしょう。正直参りました。


2.『シューティングの部 SONSON(ソンソン)』
シューティング部門に選ばれたのはACゲーム移植のソンソンでした。今回選ばれた4本の中で唯一任天堂以外でバーチャルコンソールにないという異彩を放った部門となりました。
大会でバーチャルコンソールがないというのは珍しく、それ故に参加者が6人と一番少なかったですね。まあ、これにはもうひとつ、主催のWattさん自身がほとんどシューティングを放送しないのも影響してるのかと思います。どうしてもリスナーさんも主さんと同じタイプのゲームを好みますので。まあ、私はソンソンはシューティングと言うよりはアクション寄りだと思っているんですけど。
もちろんこれもずっとコソ練していたのですが、練習してて思ったのは「このルールやばい」ってことでしたね。得点が低ければ低いほどいいのですが、残機を増やすには得点を稼ぐしかないんですよね。残機最大表示の4機は8万点で確保できるものの、それでは1機もやられることが出来ないのでかなりきつかったりします。なんせソンソンは完全パターンゲーではない上、処理落ちで弾丸が出ないなどの想定外も存在するゲームなので……。
第1部門のカービィと違い、この部門は高得点を狙える完璧なプレイというのが存在しています。それは『残機4(+1)、8万点、4面』です。みんなそれを目指してくるはずなのですが、練習して思ったことは「自分には無理!」でした。^_^;
そこで1機余裕を見て一応8万を見据えつつ、状況に応じて18万を目指すという残機1位と面数1位を予定していました。面数、残機共に最大値が存在するのでバッティングした場合低得点になるのですが、面数はともかく残機を最大にできる人はあまりいないと想定しました。ですが、本番は結構想定外なことが起こってましたね。
まず最初に驚いたのは自分自身のプレイ。練習でできなかった安定したプレイがここで来たようで、6面までノーミスでこの辺で18万点は取れないと判断、死んでも残機MAXは狙わないという方向にシフトました。惜しくもノーミスは達成できませんでしたが、その後も落ちないことに注力し、なんとか残3(+1)を維持できました。
ただ、練習では普通に行けていた4面に何故か到達できず、ちょっと冷や汗でしたね。
それともう一つの想定外は他の方のプレイ。完璧プレイは無理と判断したのは私だけではなかったようで、なんと3名が完全に得点項目を捨ててきました。そのおかげでなんと得点部門1位が私ということに。想定では8万以下に抑えてくる人もいると思っていたので嬉しい計算外で、そのおかげで総合でも1ポイント差で優勝することが出来ました。練習で苦戦した部門だったので嬉しかったですね。
ただ、欲を言うなら残4(+1)の4面やりたかったなあ……。後ろから槍使いが出てきた時、打ちに行かずに逃げていればどうなっていたか。まあ、優勝がなによりです♪
しかし、競技終了後もプレイを続けて2周&カンストまでやってのけたMIMOさんは一体どこに向かっていたのだろうか?^_^;


3.『格闘部門 ジョイメカファイト
格ゲー部門ですね。レトロゲーム大会で格闘ゲームが採用されるのは珍しいのですが選ばれるに値する隠れた名作だと思います。
実はこのゲーム、去年の頭にクリア目指して放送でプレイしてたんですよね。その時はこちらの手違いでいきなりハードからやったためにステージ1をプレイすることが出来ませんでした。そういう意味ではちょうどやれなかった部分をプレイするいい機会だったと思います。
今大会4部門全部出場するに当たり、本命に据えていたのがこのジョイメカファイトでした。練習放送ではソンソンを多くやっていたのでそっちが本命と勘違いされていたかもしれませんが、直近でやりこんでいたということが大きかったですね。
練習段階では昔とった杵柄で技を出すこと自体は難しく無いと考え、いろんな実験をずっと試していました。この部門の3項目の中で使用機体数だけは特別速攻で倒せる機体でもない限り全員8体使ってくると考えていたのですが、困ったのが残り2項目の突破タイムと残りハート数でした。この2項目は見事に相反するものであり、わざとハート数を減らそうとするとタイムが遅くなるという嫌らしいものだったのでそこの駆け引きが難しかったですね。
とりあえずハート数をどうするにしても、倒しに行く時は最速でと言うのは変わりないので、相性表を作っていました。CPU戦モードですべての機体を試して、楽に早く倒せるやつを探した結果出たのが大会で使った順番です。(ちなみにその相性表はこちら
作っていて驚いたのはこのゲームのバランスの良さですね。大体2体ぐらい有利なのがいるんですよね。本当によく出来てるなって感じました。
そしてさらに負け方も研究。如何に効率良く負けるかも重要になってくるのでこれも色々試していました。
ただ、ここで一つ失敗が。全部やった後通しでやって気づいたのですが、CPU戦モードとストーリーモードのノーマルの難易度が若干違っていて、後者のほうが簡単なため釣り技に反応しないなど、自分が作った表通りに行かないということに気づいたのです。なので仕方なく決めた順番だけは替えずに再度ストーリーモードで研究と余計な時間を掛けてしまったのはあれでしたね。
まあ、やるだけのことはやったので後は本番を迎えるだけでした。
練習では15分を切っていたので、Wattさんに2走してポイントが高いと思う方でいいことを確認して本番開始。ノーミスで13:13で走り抜けました。ただ早いだけでは総合点は上がらないと考え再走、比較的こっちもダメージを受けやすいサスケ戦でうまく体力が減ったのでそこで1本取られて、あとは一気に大ダメージを与えてくるネオとダチョーンでわざと2本取られて15:17という速いタイムでハートも5減らすということに成功。こちらの結果で申請したところ、僅差ながら優勝することができました。これで2部門制覇という快挙ですね。過去のゲーム大会でここまでの成績を収めたことはなかったので本当に嬉しかったです。
2位のまじんさんも相当練習されていたのは知っていました。全戦2本取られるという方法で挑んでいましたが、私が練習時その方法を試したところ、いくら攻撃時素早く倒してもタイムで高ポイントが取れないと感じたんですよね。無防備で突っ込んでもなかなか攻撃してくれなかったり、弱い足払いでダウンして時間だけ掛かってるなと無駄が多そうでした。そこで、流れに応じて取られる本数を変更するという形にしていたのですが、2走目の内容はうまくポイントを稼ぐ形になっていましたね。そこまでみんな負けに走らないとは想定していたのですが、このハート数で5ptも取れるとは思わなかったです。ソンソンもそうですが、ここでもかなりの強運っぷりを発揮していました。実はまじんさんの全本取られて21分って相当早いんですが……。
まあ、とにかくここまでの結果は大満足でした。ここで大会終わっても良かったんですけど……。^_^;


4.『アクションの部 その2 スーパーマリオブラザーズ3』
最終部門は名作中の名作ですね。全部門最多の16名参加ということで、生半可な練習では勝てないなというのが本音でした。面数、得点、残機というわかりやすい3項目なのですが、全てを両立することは不可能なので、どの項目を優先するかという話で迷わず面数を捨てて得点と残機を稼ぐ研究をしていました。
ところが研究をしていてあることに気づきました。それは自分がマリオ致命的に下手だとうことです。以前から自分はアクション7のシューティング3と言い続けていたのですが、どうも高橋名人の冒険島みたいなアスレチック系はダメみたいです。ただノコノコ1匹を踏むのに踏みそこねてはげんなりしていました。
あと、色々得点を稼ぐことを考えてみたのですが、どう考えても1-2のクリボー連続踏みに勝るところが見つかりませんでした。そこで割りきって1-2で残機と得点を稼いで上位進出を目指すことにシフト。ああいうプレイになったのです。
ただ、割り切ったと言ってもやる限りは同じことを選択した人の中ではトップになろうとそっちで研究しました。1-1で土管に3回入ってコインを集めたのや、安定をとってミスの原因になりやすいパタクリボーを先に始末したり、変な時間にタイムアップにならないよう、残り3分でわざと死んだりしたのも研究の成果です。放送ではふざけたやり方と言ってましたが意外と真剣でした。
その甲斐あって、成績は16人中3位という十分な成績となりました。でもまあ、この方法実はどう足掻いても34pt以上は取れないんですよね。なんで、それ以上を出してきた暇人さんは天晴だったと思います。
それと、久しぶりの放送だった係長さんも見事でした。冒頭でWattさんの大会を見て生主になったという話をしましたが、その時に楽しそうにプレイして目立っていたのが係長さんで、その影響も強かったですね。なので、最後の大会で1部門とは言えご一緒できたのは嬉しかったです。

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以上、長々と書かせていただきました。2部門で優勝、他の部門でも上位に位置し存在感を出せたのはとても良かったなと思っています。
さすがに4部門の練習は疲れましたが、結果がついてくると気持ちいいものですね。
このような大会を数年間続けてくださったWattさんには本当に感謝しております。これが最後のゲーム大会とのことですが、同じような企画を誰かが引き継いでくれることを期待しております。
今までありがとうございました。